商品をスキャンしたり、近距離でデータの読み書きをしたりする技術はいくつかありますが、多くの企業が導入しているのがrfidとnfcです。
もともとこの二つの技術は枝分かれしたもので、rfidから生まれました。
そのため、この二つの技術は似通っていますが、違いもあります。
どちらもタグを読み取ることで通信を実現します。
nfcの特徴は、通信距離は約10cmです。
利用用途は限られますが、電子マネーの分野で大活躍している技術です。
有名なのはFeliCaという通信技術でしょう。
おサイフケータイに使われています。
この他にはマイナンバーカードや在留カード、パスポートなどにICチップが組み込まれており、対応したスマホがあればそれを読み取ることで活用することができます。
rfidは非接触型の通信技術で、さらに通信距離は伸びており、これにより様々なことが可能です。
通信範囲内であれば、RFタグをかざすだけでスキャンすることができます。
例えば、遠い場所にあったり高い場所にあったり、箱のなかにタグがあったりしても通信の範囲内ならわざわざ手にとってスキャンする必要はありません。
非常に作業効率がよくなります。
また従来はバーコードを一つ一つスキャンする必要がありましたが、RFタグは複数に一挙に読み取ることが可能です。
この技術により無人レジを導入することも可能ですし、企業や小売店にとっては棚卸しや検品の作業がスピーディになるでしょう。