機械とのかかわりを見直す

ラマン分光装置の原理と応用例について

ラマン分光という言葉を知っているでしょうか。

ラマン分光は光学的な物理用語の一つです。

光は物体にあたると同じ振動数と波長でもって反射します。

このとき光は全て反射するのではなく、一部は異なる波長と振動数でもって散乱します。

この散乱した光のことをラマン分光といいます。

これは1920年代にインドの物理学者であるラマンが発見した現象で、後に彼はこの学術的業績によりノーベル賞を受賞します。

発表当時は光を観察する装置が貧弱であったため、散乱光の解析はとても難しいことだったのです。

現在、ラマン分光の応用は多岐にわたっており、私たちの生活になくてはならない役割を担っています。

例えば、医療分野ではCTの解析や抗がん剤治療における放射線の軌道の分析に使われていますし、ラマン分光装置といって物理や化学分野における電子や原子の軌道の解析に使われているのです。

そして、最もメジャーな使われ方は電子顕微鏡です。

電子顕微鏡はラマン分光装置により発生させた光を利用してモノを観察しているのです。